水道料金、クレジットカードで支払いをしていますか？
電気代や水道料金、ガス代といった固定費は毎月支払いが発生します。
固定費の支払いは毎回毎回自分で行うのは面倒でしょうから、口座振替の設定にしている人は多いのではないでしょうか。
しかし、もう1つの賢い支払い方法として、クレジットカードで支払うという方法があります。
今回は固定費の中でも特に水道料金に絞って、クレジットカード払いにするのは得なのか損なのかということを検証していきます。
水道料金の支払いをどのような方法で行おうか迷っている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
この記事の目次
水道料金のクレジットカード払いは得？損？
まず水道料金をクレジットカード払いで支払うのが得か損かを考えるためには、水道料金の支払い方法にはどのような方法があるのかを知っておく必要があります。
水道料金の支払い方法は大きく分けると「口座振替による支払い」「クレジットカードによる支払い」「払込用紙による支払い」の3つです。
これらのメリット・デメリットを比較していきながら、水道料金ｂのクレジットカード払いが得か損かということを、検討していかなければなりません。
では水道料金のクレジットカード払いが得になる場合、損になる場合をそれぞれ見ていきましょう。
クレジットカード払いが得な場合
まずは水道料金のクレジットカード払いが得になる場合です。
クレジットカードで水道料金を支払うとどういうメリットがあるかというと、ずばり「ポイントが貯まる」ということです。
クレジットカードですから、支払った金額に応じてポイントが貯まるのは当然ですが、この「ポイントが貯まる」というメリットが、他の水道料金の支払い方法が持つメリットを凌駕している必要があります。
まず先に、「払込用紙による支払い」から考えていきます。
払込用紙による水道料金の支払いを行うことで享受できるメリットは得にありません。
ですので、ここから先は基本的には、「クレジットカードによる水道料金の支払い」と「口座振替による水道料金の支払い」の比較を行っていくことになります。
では「口座振替による水道料金の支払い」を行った場合に享受できるメリットは何でしょうか。
それは、一部の都市では口座振替による水道料金の支払いを選択することで、水道料金の割引を受けることができるということです。
都市によって割引水道料金の金額も異なりますし、そもそもそういった割引を実施していない都市もあります。
ですので、どこの都市に住んでいるかによって、クレジットカード払いが得か損かというのは変わってくるのですが、今回はモデルケースとして東京都内に住んでいる場合を考えます。
東京都内では、水道料金を口座振替で支払うことによって、1月あたり50円の割引を受けることができます。
つまり、クレジットカードで水道料金を支払うことによって貯まるポイントが、1月あたり50円を超えていれば、クレジットカード払いの方が得ということになります。
ポイントがどれだけ貯まるかというのは、それぞれのクレジットカードのポイント還元率に依存しますので、今回は還元率が0.5%、1.0%、1.5%の3つのクレジットカードで支払う場合をそれぞれ考えてみましょう。
還元率が0.5%のクレジットカードで支払いを行う場合は、一か月の支払いが10000円、還元率が1.0%のクレジットカードで支払いを行う場合は一か月の支払いが5000円、還元率が1.5%のクレジットカードで支払いを行う場合は一か月の支払いが3334円で、ポイントが50ポイント貯まることになります。
ひと月の水道料金が、これらの金額を超している場合には、クレジットカードで水道料金の支払いを行ってポイントを貯める方が得であるということができます。
クレジットカード払いが損な場合
では水道料金のクレジットカード払いが損な場合はどのような場合でしょうか。
これは先ほどお伝えしたことの裏側を考えればOKです。
つまり、クレジットカードで水道料金の支払いを行うことで貯まるポイントよりも、口座振替で支払いを行うことによって、割り引かれる金額の方が多いというような場合です。
先ほどの例の場合だと、還元率0.5%のクレジットカードを使って支払いを行おうとすると、一か月あたりの水道料金が10,000円を超さなければ、クレジットカード払いの方が得だということにはなりませんでしたが、一か月の水道料金が10,000円を超すケースというのは非常に稀でしょう。
つまり、還元率の低いクレジットカードであればあるほど、口座振替での割引の恩恵の方が効果が大きい可能性が高くなります。
クレジットカード払いで得をしたければ、少なくとも還元率1.0%以上のクレジットカードが必要になると言えるでしょう。
水道料金の支払いのちょっとした裏技
ここで、水道料金の支払いをお得にできる可能性のある、ちょっとした裏技をお伝えしましょう。
自治体によっては、口座引き換えによる割引を実施していなければ、クレジットカード払いにも対応していないという自治体もあります。
そういった自治体では水道料金の支払い方法は「口座振替による支払い」か「払込用紙による支払い」のどちらかになりますが、どちらを選んだとしても割引等のメリットを享受できるわけではありません。
しかし、払込用紙による支払いを選択して、コンビニで支払いをすることによって、お得に支払いができる可能性があるのです。
それは「クレジットカードで疑似的に水道料金を支払う」という方法です。
通常、コンビニで公共料金の支払いを行う際には、クレジットカードを使用することはできないため、現金での支払いになります。
しかし、実は「電子マネー」をうまく活用することによって、クレジットカードで疑似的に水道料金を支払うことができるのです。
例えばセブンイレブンで使用することのできる「nanaco」という電子マネーがあります。
セブンイレブンではこのnanacoを用いて、公共料金の支払いを行うことが可能になっています。
そしてnanacoはクレジットカードでのチャージが可能です。
クレジットカードの中には、nanacoにチャージをすることでポイントが付与されるものがあるため、この方法を利用すれば、水道料金の支払いでクレジットカードのポイントを貯めることが可能になります。
この方法のおいしいところは、nanacoは支払い金額に応じてnanacoポイントが貯まるため、「クレジットカードでnanacoにチャージ」「nanacoで水道料金の支払い」という2つのステップでポイントが貯まり、ポイントの二重取りが可能だというところです。
お住まいの地域の水道局の払込用紙がセブンイレブンでの支払いに対応しており、nanacoにチャージをすることでポイントの貯まるクレジットカードを持っている、という条件を満たす必要はありますが、それらを満たすことができれば、かなりお得に水道料金が支払える方法だと言えるでしょう。
支払い方法変更の申し込み方
では、水道料金をクレジットカード払いに変更する方法を見ていきましょう。
この方法も各自治体で異なってきますので、東京都をモデルケースにして考えます。
東京都の場合は、水道料金をクレジットカード払いに変更する際には事前に申込書による手続きが必要なので、お客様センターに連絡して「水道料金・下水道料金クレジットカード払い申込書」を郵送してもらう必要があります。
申込書が手元に届いたら、「水道料金・下水道料金クレジットカード払いに関する約定」によく目を通した上で、申込書に必要事項を記入、押印して郵送しましょう。
手続きが完了するまでに申し込みから一か月程度かかる場合がありますが、手続き完了のお知らせが郵送で届いたら、無事クレジットカード払いに切り替えることができています。
また、イオンカードやオリコカードなど一部のクレジットカードの場合は、クレジットカード会社の専用申込書やホームページから申し込むことも可能になっています。
お持ちのクレジットカードと、対象のクレジットカードを見比べてみて、もし対象クレジットカードをお持ちなのであれば、クレジットカード会社のホームページから申し込んだ方が手続きは簡単かもしれまでん。
これは東京都の場合の方法であり、各自治体で細かい申し込み方法は異なります。
水道料金をクレジットカード払いに変更したい場合は、お住まいの自治体の水道局のホームページで確認して、記載されている方法にしたがって申し込むと良いでしょう。
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まとめ
以上が水道料金のクレジットカード払いが得か損か、ということについてのまとめです。
水道料金に限らず各種固定費は、毎月必ず支払いがあるものだけに、賢い支払い方ができるかどうかで、お得度が全く変わってきます。
この記事をお読みの方の中には、口座振替をすることで水道料金の割引を受けることができる、ということなど全く知らなかったという人も多いでしょう。
固定費をただ漫然と支払うのは、非常にもったいない行為です。
今一度お住まいの自治体の水道局、電力会社や利用している携帯キャリアのホームページを確認してみて、割引制度などがないかどうかを確認してみてはいかがでしょうか。
もしかしたらお得に水道料金などの支払いができる方法を発見できるかもしれませんよ。
クレジットカードで水道料金が安くなるか、ぜひチェックしてみてください。