定期預金や自動積立預金など、様々な貯金方法がありますが、貯蓄の中でも手軽に始めやすいのが小銭貯金です。
小銭を貯金箱に入れる、空き缶に入れる、などの方法でいつでも始めることができます。
この記事の目次
どれくらい貯められるのか
小銭貯金をするといったいどれくらいの金額を貯めることができるのでしょうか。
みんなの小銭貯金額を調べてみました。
小銭は全部貯める方法で挑戦した人
5万円以上
この人の貯金方法は、できるだけ小銭を作る方法。
支払いはすべてお札で行い、おつりの小銭は全部貯金、というストイックな方法で貯金しています。
それで5万円以上の貯金んを達成! かなりの金額です。
1ヶ月で1万5000円
なんとなく毎日小銭を入れていた、というゆるい始め方をした人ですが、初月は1万7,000円の貯金を達成。
ゆるい方法でも1ヶ月で2万円弱です。
大きいですね。
この人は毎月1回貯金箱の中身をチェックしていますが、平均して1万5000円は貯まるようです。
1年間続けたら約18万円!
3年間で100万円
500円玉貯金を続けた人は、なんと3年間で100万円を達成!
「たかが小銭、されど小銭」。
特に500円玉なら10枚で5,000円です。
これは大きいです。
小銭貯金と聞くと「それほど貯まらないのではないか」と思いがちですが、予想とは反してかなり効果的にお金を貯めることができる貯金方法であることがわかりました。
小銭貯金のメリット
こんなにお金が貯まる小銭貯金なら、ぜひやってみたい!と思う人が多いのではないでしょうか。
物事はただ始めるよりも、メリットを知ってから始めるモチベーションも高く、続けやすくなります。
小銭貯金にはどのようなメリットがあるのでしょう。
始めやすい
小銭貯金を始めるには特別な用意は不要ですし、どこかに申し込みにいく必要もありません。
何か書類を書いてハンコを押して郵送する必要もないのです。
始めるのがとにかく簡単、そして今すぐ開始できるというメリットがあります。
思い立ったら即行動に移せるというのは大きなメリットです。
貯金をしている実感がある
銀行に預けて通帳に印字される数字だけを見るよりも、次第に重くなっていく貯金箱を手に持つほうが「貯金をしている」という実感を持てます。
小銭を入れるたびに「ちゃりん」という音を聞くのも、貯金箱を持ってみるのも、貯金の実感をひしひしと感じられます。
実感を毎日感じることで「貯金をしている」「がんばろう」という気分を継続できるのです。
財布がすっきりする
仕事ができるビジネスマンや、上品な女性が持つスマートな財布を想像してみて下さい。
おそらくそれはスッキリとしたスリムな外観をしているのではないでしょうか。
小銭でパンパンになった財布を持っている姿を想像する人は皆無でしょう。
小銭貯金をすることで財布を毎日すっきりさせることができます。
小銭でいっぱいの財布は見た目もスマートではなく、また財布の形も崩れやすくなります。
小銭貯金をすることで、財布から「仕事ができる男」「品の良い女性」を演出できるのです。
家族みんなでできる
家族がいる場合、貯金箱を置いておき「みんなで貯金をしよう」と協力しあうことができます。
子供にお金を貯めておくことの大切さを教える良いきっかけにもなりますし、仲間がいると「途中でやめよう」とは言いにくいもの。
そして家族で貯金をすれば貯まるのも早いですね。
いつでも小銭を用意できる
できるだけ貯金箱は開けたくないのですが、町内会の会費や新聞の集金など、急にお金を払わなくてはいけない場面になったときに、すぐに「ちょうどの金額」を用意することができます。
出前を頼んだ時などにも、ぴったりの金額を渡してあげることができると、向こうもおつりを用意する手間が省けるのでお互いにとって好都合です。
お金に対する意識が変わる
小銭貯金を始めるとお金を使うときに「もしこのお金を貯金箱に入れたら……」という考えが浮かぶようになり、次第に無駄な買い物をしないようになります。
また小銭を貯めた貯金箱を一度開けて中のお金をチェックすると「小銭でも貯まればこんなに大きな金額になるのか」という実感が湧き、小銭や小さなお金でも大切にしようという意識が生まれるのです。
お金に対する意識が変わると、大きなお金も今まで以上に大切に扱うようになり、今まで以上にお金を大切に使うことができるようになります。
小銭貯金の始め方
小銭貯金を始めるには、特に何の準備もいりません。
ハードルを低く始めるには、家にある空き瓶や空き缶に貯めていけば今すぐ小銭貯金をスタートできます。
もうちょっとこだわりたい人は、好きなデザインや色の貯金箱を用意し「これに500円玉をひたすら貯める」と決めてスタートしても良いですね。
また決意が弱く途中でくじけそうな心配がある人は、壊さないと開けることができない貯金箱を用意しても良いでしょう。
「これが満タンになったら貯金箱を開ける」と言い聞かせて始めれば、よっぽどのことがない限りは貯金箱を自ら壊すことにはなりにくいでしょう。
小銭貯金のコツ
どうせ始めるなら、途中で挫折せずに楽しみながら続けたいものです。
小銭貯金を成功させるコツをまとめてみました。
頑張りすぎない
何事もそうですが、頑張りすぎるとすぐに疲れて長期間続けることが難しくなります。
小銭貯金をしたいばかりに、買い物をするときに小銭を使わずいつもお札ばかり使うようにしていると続かないことが多いです。
貯金箱に入れるお金を決める
家に帰ってきたら小銭を全部貯金箱に入れる、と決める方法でももちろん構いません。
しかし小銭を1枚も持っていないのも不安だ、という人もいるでしょう。
最初は500円玉だけ貯蓄する、銀色のお金だけ貯蓄する、財布に300円だけ残してあとの小銭は貯蓄する、などルールを決めて始めてみましょう。
実際に小銭貯金をしながら、自分で少しずつ続けやすくお金を貯めやすいルールに変更していくと良いでしょう。
最初は小さな貯金箱を選ぶ
小銭貯金初心者なら、まずは小さな貯金箱を用意しましょう。
欲張って大きな貯金箱を選んでしまうと、満タンになるまでに時間がかかり、気持ちがくじけてしまいがちです。
小さな貯金箱ならすぐに満タンになります。
満タンになった貯金箱を開ける楽しみを一度味わい、だんだん大きな貯金箱に変えていくとモチベーションを保ちやすいのでおすすめです。
貯まった小銭は銀行へ
小銭が貯まったら袋に入れて銀行に持ち込み「これを口座に入れて下さい」と窓口に出せば、カウントして入金してくれます。
重たい小銭の袋を銀行まで運ぶのはちょっと大変ですが、カウントが終わった金額を確かめる時のワクワク感はたまりません。
既存の口座に入れても良いですし、これを機に小銭貯金専用の口座を開設するのも良いでしょう。
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今日からさっそく小銭貯金を始めよう
小銭貯金はやろうと決めたらすぐに始めることができるのが魅力です。
まずは家にある空き缶や空き瓶に入れはじめましょう。
そして休日にきちんとした貯金箱を買いに行って正式にスタートしても良いですね。
小銭貯金は貯めているという実感も湧きやすく、そして想像以上に成果が出やすい貯金です。
また小銭を貯金し続けることでお金に対する意識が変わり、普段の生活でもいつのまにか無駄遣いをしないようになる人が多い、優れた貯金法でもあります。
続けるコツは最初にあまり頑張りすぎて無理をしないこと。
小銭貯金をするために無理にお札を崩すなどはせず、最初は「銀色のお金だけ貯める」「500円玉だけ貯める」などルールを作ってスタートすると挫折しにくく、長続きします。
小銭貯金の楽しいイベントは、満タンになった貯金箱を開ける瞬間、そして心弾むのが中身をカウントする時間です。
予想していた金額よりも大きい金額が溜まっていれば最高です。
あなたも今日から、小銭貯金を始めませんか?